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岳(ビッグコミックス)

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"岳 (1) (ビッグコミックス)" (石塚 真一)

山で遭難した人たちを助け出すボランティア救助隊が主人公の物語。この物語では、遭難した多くの人がその場で絶命してしまうシーンが多いのですが、それでも悲壮感で終わらないところがこの漫画のいいところ。

新宿スワンと全く違うどころか正反対な舞台背景なんですが、主人公の飾らない器の大きさや優しさ、前向きさはどこか通じているところがあります。

それぞれの想いを山に重ね、背負い、そして思い半ばに遭難してしまう人達を懸命に救助しようとする主人公三歩の活躍に毎回じんわりと目に涙が溜まるのですが、それでも、「山はいいよ」とおおらかに語り続ける主人公三歩の言葉に救われながら、暖かい気持ちに包まれる漫画。

読んでいると山に登りたくなります。数年登ってないですね。今年は登れたらいいなぁ。

新宿スワン

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"新宿スワン 16 (16) (ヤングマガジンコミックス)" (和久井 健)

一見冴えない不器用そうでイカツイ主人公タツヒコが、ひょんなことから新宿でスカウトの仕事を始める。

何にも染まらない単純でまっすぐな生き様の主人公が混沌として、曲がりくねった裏社会をひた走る姿はなんだかすがすがしくも思える。

こんな世の中だからこそ、頭で損得ばかり考えず、タツヒコのように仲間を思いやりながら、不器用に直感的に自分の思いを貫き通す生き方のほうが、シンプルで力強くになっていくのだと思う。

とても漫画的で、読んでいてスカッとします。主人公が頂点に立つ日をはやく見届けたい。

うさぎドロップ

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"うさぎドロップ 5 (5) (Feelコミックス) (Feelコミックス)" (宇仁田 ゆみ)

ひさびさに続きを読んだらいつの間にかりんちゃんも大人になっててびっくり。

子供のころのりんちゃんの成長をもう少し見守っていたい気もしたけど、潔く10年間飛ばしてしまった感じも好印象。

2部という位置づけだけど、このペースでどんどん展開して、ダイキチ晴れて結婚して不思議な共同生活で3部という展開を期待。

"チーム・バチスタの栄光" (海堂 尊)

一昨年話題になった医療サスペンス。上下巻間違えて読み始めてしまい出鼻くじかれてましたが、今回の安静の日々これ幸いと一気読みしました。

まず、新人とは思えない力量。現役の医師だというから、2度びっくり。ホントに面白くてあっという間に読めます。

もともと、医療系ドラマ(ERとか緊急病棟系)は描写が苦手なんですが、これはなんとかDVDでも観たいと思わせるものでした!!

映画では阿部寛演じる、厚生労働省大臣官房秘書課付技官・医療過誤死関連中立的第三者機関設置推進準備室室長。通称「ロジカル・モンスター」白鳥圭輔が小説では中盤から登場するのですが、そこから一気にスピード感アップ。人を食ったようなキャラは、空中ブランコの伊良部先生にも似ているところがあって、人をイラッとさせながらも、その人の本性をどんどんあぶりだしていく様子がたまらない。

いつか、伊良部先生と対決、いや会わせたい。そんな個性際だったキャラ。

医療問題の闇

医療従事者の慢性的な不足や構造的なストレスを含めても、かなり危機的な状況にある現代の医療問題に対する皮肉も随所にちりばめられていて、その謎解きが誰か一人の犯人の問題ではなくて、医療関係者の誰にでも潜むだろう闇の部分と知り得たとき、この本の一番恐ろしい部分が顔を出します。

サスペンスって、身近なところに潜む、恐怖や不安といった「見えない犯人」を遠ざけようとしながら、追いかけても、逃げても、背後につきまとう怖さと緊張感が醍醐味。

その意味では、刑事ものよりも、「病院」というモチーフが身近なだけに、もし自分が「医者」だったら、「患者」だったらと考えた瞬間に違う意味でゾクッとするものがあります。

後半に近づくたびに、犯人像の輪郭がぼんやりとあぶりでてくるのですが、そこにあるものは、誰にでもある闇かもしれないと推論してしまうと、結論に近づきたく思いながら、そこから目を背けておきたい気持ちにもかられます。

著者が現役の医者だというのも、その恐怖感に一役かっているのですが・・・、とはいえ、

そんな怖さもこの素っ頓狂な白鳥先生が全部頼もしく吹っ飛ばしてくれるのでご安心を。

オススメ。



ここ数日布団に入っても手足の冷えが収まらないのでおかしいなぁと思っていたら、風邪でした。
ブランケットを多めに暖かくして寝ていたらだいぶよくなってきのたですが、ひさびさの熱で天井ぐるぐる。とにかくこういうときは休むに限る。
で、熱が少し下がってきたので、寝ながら手にとってパラ読みしてたのがこの本。リトルプレスの作り方のノウハウではなくて、様々なミニコミ小冊子が羅列された生きた教材本。 こういうの好きですねー。
ミニコミや豆本ではなく、リトルプレス。ネーミングもうまい。
表現したいことや伝えたいことが小粒なフォーマットにギュッと凝縮されていると、それだけでかわいい。きっと多くの人には伝わらないサイズなのに、それでも多くの人に伝えたい不器用さというか、けなげさすら感じる。そんなところ魅力を感じてしまうのかな。
自分のブログを文庫本サイズに製本してくれるサービス、BizPalブログ製本サービス MyBooks.jpがあるのですが、これも完全に自己満足本ですよね。でも手にとれる形でブログを眺め直してみると、これはこれで感じるモノあり。今度つくってみようかな。

竹光侍

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"竹光侍 5 (5) (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)" (松本 大洋, 永福 一成)

もっとためてから読みたかったけど、堪えきれず。

主人公宗さんの生い立ちや本編のストーリーもさることながら、宗さんが子供らと過ごす江戸の長屋暮らしの描写や、言葉使い。そんなふとしたところにかいま見る江戸の日常にタイムスリップしてまったかのような心地よさに惹かれる漫画。

緊張と緩和がここちよく揺らぎながら、その揺れにいつまでも身をよせていたいような、そんな安心感や気持ちよさが全編にわたって続きます。

続きモノって続きが待ち遠しくて、だから漫画雑誌とか読まないんだけど。。まぁ読んでしまったらしかたがないか。

早く続きを読みたい。

温泉イメトレ

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spa-mag1.png ということで、(ってどういうことで?)新宿のジュンク堂へ。週末なので人混みかと思いきや、他の書店とちがってここは空間が広く、いつ行っても、ゆっくり、じっくり本を探すことができるのでいいんですよね。人混み疲れしないので、

だいたい本屋さんにいくと、「郵送しますか?」ってくらい、安全弁がはずれて衝動買いしてしまうのですが、今日はセーブ。

まずは温泉関連のイメトレ本を二冊。

関東近県の温泉は結構行っているのですが、共同湯や湯治系の風情ある温泉はあまり足を運んでいないので、そのあたりじわじわ攻めたいと思いつつ。

ひなびた温泉といえば、先日の北海道で鯉川温泉に行ってきたのですが、昭和初期に建てられた寂びた内湯につかっていると、時間がゆっくりどころか、逆回転してタイムスリップしてしまうかのような、そんな気分にさせられます。

これ体験すると、自分のリズムがリセットされる気分になるんですよね。時間感覚を変える体験って旅のうち何回かしておくと、よりリフレッシュしますね。

帰り際、プールでストレッチかねて軽くトレーニング。肩が異常に凝ってぼぉっとしてしまうので、軽く運動かねて。

ってことで、週末のリセット完了。

さて、がんばってパソコン向かいますか(笑) )

魔王

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伊坂幸太郎の「魔王

情報やメディアに翻弄されてしまう、現代のネット社会をタイムリーにとらえながら、そうした情報の洪水を生き抜く二人の生き様を「魔王」「呼吸」と二部の構成で描いた作品。

この世の中の良し悪しをはかるものさしを自分の心にもつこと。そこには絶対という基準がないだけに、常にパラドックスで、そのこと自体が矛盾している。

この本に出てくる登場人物は、少し極端ではあるけれど、自分のスタイルやものさしで社会という濁流に飲み込まれないよう「戦い」を挑んでいて、そのどちらが正しいというのではなく、二人の姿勢から、自分を見つめ、見極める力をもつことの大切さを教わったような気がしました。

大自然を満喫してきた北海道からの機内で読んだ一冊。

まさに「東京」という濁流から、「北海道」という穏やかな大自然に身を移して、自分のペースを取り戻しながら、今を全身で感じ入る喜びと、そうした時間の流れにあわせてゆっくりと思索する喜び。

情報から離れ、社会や肩書きといった取り巻くものから離れ、自然の中にいるひとりの人間になってみると、実は様々なものと対話をする能力を人はもっていることに気づきます。

いま東京にもどってきて、自分の住むこの場所を見回してみると、目に映るものと対話することが困難に思えて、むしろ、目を閉じてしまいたくなるような気分。

目を閉じるか、ネットやテレビで間を埋めることで、この場所にいることとのトレードオフをしてしまっているのかもしれませんね。

東京に長く住んでいて、すでにここが故郷のようなものなのですが、目を閉じたくなるような情報社会に、どうやって対峙するのか、そしてこの濁流の社会で自分を見失わずに生き抜くか?

この場所から離れることは簡単ですが、自分なりに葛藤し戦ってみるのもいいかもしれない。

なんて読み終わったあとに、不思議なすがすがしさと勇気がわいてくる。そんな本でした。

 

「おまえ達のやっていることは検索で、思索ではない」(文中より)

 

手に取る本というのは、なにかがシンクロしているものですね。さて、東京の濁流に戻りますか・・・と、北海道に後ろ髪ひかれながら、帰る機内読本としては、今回の旅のしめくくりにはぴったりなチョイスだったのかもしれません。

さて、寝よう。と寝室に入るまえに、本棚にあった(買ってまだ読んでない系)の本をつかんで、ぱっと開いたページに出てきた言葉。まさにさっき書いていた話。偶然。

そのページに出ていたヴァージンレコードの創始者「リチャード・ブランソン」の言葉。

「仕事に欠かせない素晴らしいヒラメキを期待したいなら、外に出て、積極的に人に会うようにするといい」

本当にそのとおり。

どんな内容でも人と会って「対話」することに大きな意味があると思う。それは、「相談」ではなく、カフェで雑談する程度の会話のほうが、むしろ効能があって、テーマを決めず、答えを予測せず、会話をただ楽しむ。

その行為そのものから、得られることって、仕事に限らずその人の人生にも大きな影響を与えるはず。

それを意図的に行うことで、開ける時代なんじゃないかな。

「迷うなら、誰か誘って茶を飲む」。・・これぞ真髄。

そうそう、この話シンクロしていて、近々行うプロジェクトがまさにこの「対話」もの。 やっぱりやるタイミングなのかな。

BRUTUS chill out

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今月号のブルータス。個人的にはひさびさのヒット。

スローやロハスもいいけど、なんだか誰かに作られた言葉のようで、どこか使うのに気恥ずかしさを伴うことが多い。ならば、チルアウトのほうがなんだかしっくりくる。

心を鎮めたいときに、何をするか?そのときどんな音楽を聴いていたいか? チルアウトって考えたほうが、なんだか自分の求めていたものにちょっと近づける気が。

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